ニューヨークで開催されたSSRR(International Symposium on Safety, Security, and Rescue Robotics)2024でロボティクスエンジニア・桐林が講演しました
ニューヨーク州ニューヨークにて2024年11月12日~14日(現地時間)に開催されたInternational Symposium on Safety, Security, and Rescue Robotics 2024 (SSRR) にて、弊社ロボティクスエンジニア・桐林が招待講演に登壇いたしました。
SSRRについて
SSRRは、ロボット技術を災害対応や人命救助に適用させるための研究について発表・議論する、IEEE主催の国際会議です。2001年に発生したアメリカ同時多発テロによる、ニューヨークのワールド・トレード・センタービルの倒壊をひとつのきっかけに、2002年にスタートしました。このような背景から、実世界で利用できるロボット技術に重きを置き、実務者の施設や災害などの記録施設を回る見学会を設定し、ロボット研究者と利用者、受益者の意識を共有することにも力を入れています。
講演内容
今回の招待講演ではロボット技術の実世界への適用をテーマに、SEQSENSEの警備ロボット開発の取り組みについて講演しました。実際の現場で意味のあるロボットを開発するためにはユーザ研究を欠かすことはできません。そのうえで現在あるロボット技術とユーザ要求をどのように結びつけていくのか、SEQSENSEでの事例をもとに解説しました。実際にユーザ環境で動作するロボットについて紹介した場面では大きな反響もあり、有意義な情報提供ができました。
今後もSEQSENSEは働き手不足や生産年齢人口の減少といった社会課題への解決策として、実務利用できるロボットの社会実装を進めてまいります。