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警備ロボットサービスに「倒れている人検知」と「消火器検知」を搭載 

プレスリリース

SEQSENSE株式会社(代表取締役:中村 壮一郎 所在地:東京都中央区明石町6-4)は、警備ロボットサービスの一部として、体調不良者などを発見する「倒れている人検知」と消火器の有無や倒れている状態を自動判定する「消火器検知」の2つの新機能を2024年2月1日より正式リリースします。
画像認識を駆使したこれらの機能は、警備現場で発生している異常を検知し、警備員にリアルタイムに通知をします。これにより迅速な対応が可能となり、安全性の向上に寄与します。

開発の背景

近年、警備業務は安心・安全な環境を確保・維持する重要な業務でありながら、現場での人材不足が深刻な課題となっています。こうした課題に対し、SEQSENSEでは「同じ作業を同じ品質でミスなく繰り返し行える」というロボットならではの強みを活かし、警備現場の負担軽減・人材不足を解消する警備ロボット「SQ-2」を2019年より提供しています。

ロボットが代替できる業務の中でも、建物全体をくまなく回り、決められた箇所を順々に目視する「巡回」は、異常や不審な点を早期に発見する重要な業務です。その一方で、巡回中の確認箇所は、建物の特徴によって異なり、またその広さにより無数に存在するため、人が対応すると非常に作業負担が高く、確認漏れも発生しやすい状況です。

このような状況を受けて、巡回業務の中でも特に重要度が高く、頻度の高い確認項目を、お客様へのヒアリングを重ねながら洗い出しました。その結果、今回「倒れている人検知」と「消火器検知」機能を新たに開発・搭載いたしました。

機能について

倒れている人検知

ロボットが稼働中に、体調不良やそのほかの事情で倒れている可能性のある方を自動で検知し、警備員に向けてアラートを発報します。この機能を利用することで、警備現場で発生した異常を発見しやすくなり、より迅速な対応をすることが可能になります。

消火器検知

ロボットが巡回中に、各消火器設置箇所で消火器の有無や、倒れている状態などを自動で判定します。異常を検知した際はロボット巡回時のレポート結果に反映することができます。この機能を利用することで、従来警備員による巡回の際に目視が必要だった消火器点検作業の大幅な効率化が期待されます。

ご提供方法

ご利用方法と料金

「倒れている人検知」および「消火器検知」機能は、SEQSENSEの提供する警備ロボットサービスである「SQ Guard」の標準機能としてご利用いただけます。新たな機器設置やオプション料金は不要です。

提供開始日

2024年2月1日(ご利用に関しては、警備ロボット「SQ-2」をご利用のお客様に順次ご案内いたします)

SEQSENSEの提供する警備ロボットシステムについて

SEQSENSEは自律移動型警備ロボット「SQ-2」と、お客様自身でロボットを運用し警備業務に利用していただけるクラウドシステムを含めて、警備ロボットサービス「SQ Guard」として2019年よりプロダクトを提供しております。

「SQ-2」は、3次元センサ技術・自己位置推定・リアルタイム経路計画など高度なテクノロジーを駆使することで生まれた自律移動型の警備ロボットです。人材不足が深刻な警備業界において、各種警備業務の労力削減を実現します。独自開発の3D LiDAR(通称:SQ LiDAR)を搭載することにより、比類のない広視野角を実現し、警備対象物件の詳細な3次元マッピング、床に置かれた障害物や歩行者をはじめとした移動物体の発見、環境変化の検出を行うことが可能です。センシングの結果を自己位置推定および経路計画に利用することで繰り返し安定した移動を行うことができ、また、人や障害物などとの接触を防ぐことが可能となります。

また、自社開発のクラウドシステムは、警備員の皆様からのフィードバックを基に、使いやすく、実際の警備に必要な機能を提供しています。このクラウドシステムを使い、警備拠点から遠隔でロボットに各種警備業務(巡回、立哨、動哨)に関する指示を出すことができます。ロボットから送られてきた情報はすべてクラウド上に蓄積され、巡回結果のレポート作成や、ロボットに搭載されたカメラのストリーミング動画の録画再生といった機能をいつでもご利用いただけます。

ロボット、クラウドシステムどちらも日々開発を継続し、より良いものへと進化しています。新たな機能や不具合解消などは日々の遠隔アップデートでお客様のもとにお届けするため、常に最新の製品をご利用いただけます。


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